物語はその日のうちに

人間が人間として自然に生きることを考えています

本の値段

本を毎月20冊くらい読んでいる。表紙や目次を見たり、少しパラパラしたりするだけで、大体の雰囲気は掴めるようになってきていて、その精度が今年に入ってさらに上がってきている。

去年までは「買うべき本」と「読むべき本」はほぼイコールだと思って過ごしてたんだけど、今年に入って「一度目は通した方がいいけど買うほどではない本」というのも結構あることに気づいた。

そうなると、買う本をよりよく吟味して、本当に必要な本だけ買おうとするようになる。で、「買うほどではない本」が1,800円とかしたりすると、急に本の値段を高く感じるようになる。

「読むべき=買うべき」だった頃は、アッ読みたい!と思ったら無条件で買ってたので価値はどの本も同じだった。文庫本は800円、単行本は2,000円くらいするもんだという前提のもとで買ってたから、特に高いと思わなかった。むしろ安いくらいに思っていた。

そこに「買うほどではないけど図書館にもないから、読みたかったら買うしかない本」が登場すると、「買うべき本」との間に価値の差が生まれる。「本来買わなくていい本」にこんなに払いたくねぇよ~と惜しみながら買うことになる。



まぁあんまり考えすぎると窮屈なので、できれば価値とか気にせずポンポン買って、書店や出版社にお金が回ればそれでいいのかな。

逆に「買うべき本」が相対的に安くなったと思えばいいのか。


本に対する価値観を少し見直した方がよさそうだ。