物語はその日のうちに

人間が人間として自然に生きることを考えています

思考の欠片

この世界には何があって、何がないのか。自分が死んだら何がなくなって、何が残るのか。人と人、生物と生物、物と物etc…どんな組み合わせでもいいけど、それらがどう繋がってどう存在しているのか。なぜ世の中にはうまくいかないことがあるのか(「うまくいく」ってどういうことか)。そういうことが、少しずつはっきりと見えてくるようになった。そして、見えていなかった過去の自分がもう信じられなくて、別人のような気がする。

 

この世界には、どんな数を入れても成り立つ美しい方程式がありそうだ。そして自分は、数になったり方程式になったり、それを解く主体になったりする。その時によって「自分」のスケールも変わる。変化を実感できると楽しい。これ以上に美しい方程式が、この先の世界で出てくるとは思えない。今の私には思えない。

 

言葉が全てで、言葉が自分を作り、世界を作ると思っていた。そうではなかった。言葉は手段の一つだ。だからもう、一生懸命に書こうとしなくていい。言葉にしようとしなくていい。歌いたい時は歌えばいいし、描きたい時は描けばいいし、歩きたい時は歩けばいいし、眠りたい時は眠ればいい。言葉にすることとそれらは、同じことだと今は思う。

 

様々なものが通過するたびに変容していく自分のこの身体で、自分と一緒に遊びたい。