物語はその日のうちに

人間が人間として自然に生きることを考えています

書くこと(再考)

私にとって、書くことは結局「今」と向き合うことにしかならなくて、そこには過去も未来もない。思い返せば、中高時代の勉強でもそうだった。5年くらい書き続けていた日記でもそうだった。20冊分くらい真面目に書いてみた読書ノートでもそうだった。書くことは身体運動で、「今」のこと。「今」の補助。

だから、書いた後に残ったものへの執着がゼロ。もう、直後からゼロになる。紙だったら捨てられて構わないし、データだったら消去されても構わない。作品やログとして残して再利用したり推敲したりヒントにしたりということは必要ない。むしろ積み重なっていくのが嫌だ。

じゃあ書くことは無駄で、しなくていいかというと、どうやらそうでもないような気がしてきた。再び。最近ずっとこれの繰り返しだ。

書くこと=ログ、蓄積 みたいなイメージにずっと囚われていたんだけど、トイレで出したら流すみたいに、書いたらすぐ捨てていいんだな。

手書きが大好きだから、また紙のノート買ってみようと思う。