物語はその日のうちに

人間が人間として自然に生きることを考えています

身体感覚

色々頭の中で言葉を巡らすうちに、ハッこれはこういうことか!あれはああいうことか!つながった……!となって、諸々まるごと腑に落ちる瞬間が最近よくある。頭でそれが正解(っぽい)と分かったつもりでも、体が分かっていなかったということに、そこで初めて気づく。そしてそこで得た体感を改めて言葉にすると、あまりにも当たり前というか当然のことなので、逆に今まで自分はこのことを分かっていなかったのか、身体を通せていなかったのか、と驚愕する。自分がよく見えなくなる。

 

ここで自分が見えなくなるのは多分良いことだ。自分VS世界という妙な対立構造が一旦解除された証拠だ。あとはもう、自由に好きなタイミングで好きな場所に、私というプレイヤーを置いて動かすだけだ。

 

考える時は致し方なく二次元に落とし込んで分解するけれど、これらは全部次元を跨ぎながらどこかで同時に起こっているはずだ。

 

今読んでいる本は:

マイク・ハンセル『建築する動物たち』

パーカー『動物が見ている世界と進化』

テレンバッハ『味と雰囲気』