物理的な痛みについて

84歳の祖母に「今までの人生で1番痛かったの何?出産?」と聞いたら、「結核の手術の後、麻酔が切れた時」と言っていた。祖母は高校生の頃に結核をやっている。それでも今とても元気。当時は誰もこんな元気に長生きすると思わなかっただろう。 女性は出産が1…

アーカイブ

デジタルでもアナログでも、濃厚なアーカイブを持ってることへの憧れは強い。20年分の日記帳とか、10年分のブログとか、何千冊の蔵書とか、長ければ長いほど、多ければ多いほど、いいなぁと思う。 けど、自分自身に過去や未来への執着がほぼ無いので(完全に…

身体のこと

健康、運動、食べ物のことなどを考えると、理想と現実の折衷案が必要になる。 理想は、野山を動き回る狩猟採集生活によって自然に出来上がる身体。現実は、舗装されまくったコンクリートジャングルに住んで、画一的に機械的に生産された食べ物を食べて、その…

ジタバタする

勝間和代が、YouTubeの視聴者からの質問コメントに、「ジタバタしてみてください」と一言シンプルに返信していたのが印象に残った。勝間和代レベルでも、そういえばジタバタしているように見える。ジタバタとは何なのか。 ある目的を成し遂げるために、「①実…

宗教性と、それに対するリスペクト

イスラエル、ヨルダン、アラブ首長国連邦を1週間旅して、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教文化が混在する世界をウロウロした。 その後色々考えてみて分かったことは、まず大前提として、それぞれの信者の中にも多種多様な信仰や解釈を持つ人たちがいるから…

ゲーム漬けの日々

哲学的というか本質的というか、そういう問いに対して、色んな人が色んなことを言っている。私はというと、「答えはわからないけど、答えがそこにないことはわかる」という状態がこのところ続いている。 かといって別の場所を積極的に探そうと思わず、ゲーム…

科博へ向かう電車の中でSFを読みながら考えた

自然の姿が、人間によって恣意的に切り取られ、美しいとか綺麗だとか怖いとか神秘的だとか壮大だとか勝手に価値を置かれ、それが毎日何千も何万も生産されてネット上でシェアされていくの、怖いと思う。 境目のないグラデーションがどんどん失われて、見えな…

身体感覚

色々頭の中で言葉を巡らすうちに、ハッこれはこういうことか!あれはああいうことか!つながった……!となって、諸々まるごと腑に落ちる瞬間が最近よくある。頭でそれが正解(っぽい)と分かったつもりでも、体が分かっていなかったということに、そこで初め…

また『レヴェナント』のことを考えている

やっぱり「死んだら全部終わり」なのがもったいなくて、私は頑張って生きれるとこまで生きようとすると思う。そしてその渦中では、生きるとは何かとか、自然とは何かとか、自分とは何かとか、神とは何かとか、絶対に考えられない。それどころじゃないはずだ…

極限状態

多大な影響を受けた映画『レヴェナント』を3年ぶりに再鑑賞した。変わらず良かった。 トム・ハンクス主演の『キャスト・アウェイ』を観た時にも考えたけど、自分がもしああいう極限状態に置かれたらどうなるのか。どこまで生きられるかというより、どこまで…

同学年

「この人と話すと教わるより教えることが多い」または「教えるより教わることが多い」のどちらかである人間関係ばかり築いてしまってる気がする。無意識に。自分を上か下かどちらかに置いてしまっている。はたまた内か外かのどちらかか。それはそれで好きな…

続 遊ぶこと

遊んでいるその時が楽しいのであって、「これをして遊んだ」と後で書いている時にはその遊びの楽しみは終わっている。というか完全に形は変わっている。自分も遊びの一部ではなくなっているし。 「楽しい」って、遊んでる最中にはあまり考えないよな。後で「…

遊ぶこと

「今こんな風に遊んでいます」「今日はこれをして遊びました」と誰かに言わなきゃいけない決まりはどこにもない。「ただ遊ぶ」ことに憧れて、最近は色々遊んでるんだけど、SNSに書くことを敢えてやらないでみている。どうしても「楽しかった!」とか言いたい…

料理について

料理は楽しい。料理が好きだ。どうやら私はそうらしい。 昨年まで、4年くらいずっと1人で自炊生活だったけど、自分1人のために頑張る気は起きず、料理というより「火を通す」「塩味をつける」みたいな単純調理ばかりで、食材の味を感じておしまい、って感じ…

書くこと(再考)

私にとって、書くことは結局「今」と向き合うことにしかならなくて、そこには過去も未来もない。思い返せば、中高時代の勉強でもそうだった。5年くらい書き続けていた日記でもそうだった。20冊分くらい真面目に書いてみた読書ノートでもそうだった。書くこと…

大いなる外部でもピュシスでも何でもいいけど、とりあえず、いつどこに何が存在しようとも変わらずに実在する「世界」のようなものはあって、その「世界」は一と多が互いに包み包まれながら在って、「”私の”世界」みたいに誰かが所有することはできない。所…

思考の欠片

この世界には何があって、何がないのか。自分が死んだら何がなくなって、何が残るのか。人と人、生物と生物、物と物etc…どんな組み合わせでもいいけど、それらがどう繋がってどう存在しているのか。なぜ世の中にはうまくいかないことがあるのか(「うまくい…

家具家電と言葉

引っ越しを機に、家電や家具が何もない状態から1つずつ買い揃えることになり、「言葉を選んで使うことと似てるなぁ」と思った。 理想は、長期的に1箇所に定住せずに、草原とか森とか荒野みたいな中で狩猟採集しながら暮らすことだけど、現実には住所があって…

AIについての講演を聴いて思ったこと

白か黒かというデジタルな選択・決断をしないと動かないのは生物らしくないと思う。「変わるのが当たり前」「どっちか分からない」が本来は自然で、その中で傷ついたり死んだりするのも自然なことなのに、人間は何でもかんでも未然にAはBだとか白か黒かとか…

決意新たに 書き方3種

アウトプットという行為(特に文章を書くこと)に価値を見出せなくなっていたここ数ヶ月間だったが、「やっぱり形にしないと意味がない」に戻ってきた。日曜日の夜、奥野克巳先生とおしゃべりした時にこれは確信に変わった。「ですよね、やっぱ書かないとダ…

生命のつくりと流れ

脳、身体、意識、心、遺伝子、は分けて考えること。 感覚、経験、言葉、音楽などは、それらの間に存在し、それらを繋いだり離したりする。 魂の正体はまだよく分からない。 何冊か本を読んで書いているうちに、そんなところまでは見えてきた。 意識の進化的…

未来の見方

時間を形にして可視化して考えるとして、わかりやすいのはパラパラ漫画。では、この世界がパラパラ漫画だとすると、次の1ページがどうなるかは、いつどうやって決まるのか? 福岡伸一は、このパラパラ漫画のページに「厚みがある」とした。そしてページとペ…

書く理由

10月17日に行われた、上妻世海×佐々木敦トークイベント@青山ブックセンターへのリアクション。 私はこれまでずっと、自分は言葉を紡ぐのが得意だと思って生きてきたけど、どうやらそうでもないらしい。頭の上に糸のかたまりがふわっと浮かんでいるところか…

複数(ひとつ)の世界がひとつ(複数)になる時に起こっていること

「鳥は視野が360度あるので、斜め後ろや真後ろの物も見える。人間はせいぜい190度。」これを本で読んだ時に、これまでだったら「鳥はすごいなぁ」で終わっていたんだけど、今回はちょっと違った。もちろん、自分は後ろが見えないのに鳥は見えていると思うと…

建築を生命として捉える

今日はこれを聴きに行った。 seimeitokenchiku.peatix.com 福岡先生による生命の定義「生命とは動的平衡である:まず自らを壊し(負のエントロピー増)、そこに新しいものを取り込むことによって自らを作り替えていく」をもとに、建築のあり方を考える、とい…

やるべきことを決めるのは誰か(何か)

「やった方がいい(かもしれない)こと」と「やらなくてもいい(かもしれない)こと」に大した差はない。考えなくていい。「やるべきこと」だけに集中してやればいい。 やるべきことは、考えなくてもわかる。考える前に体が動く。やりたいかやりたくないか迷…

自分がどこまで分かっていて何を分かっていないのか探るための試し書き

瞬間的に全細胞が入れ替わってしまうほどの刺激や衝撃というのは、外からの力よりも内からの力がほんの少しでも勝った時に起こると思う。内からの力が弱い時に、いくら外から力を加えても無駄な気がする。少なくとも私の身体ではそう。 生命とは、動きである…

噴水

ワルシャワのサスキ公園に、大きな噴水がある。噴水目当てで行ったわけではなく、単に(公園気持ちよさそうだな~)とふらっと入ったら、立派な噴水があったというだけ。そんなに長時間いるつもりはなかったのに、やけに惹かれてしまい、しばらくボーッと水…

周防大島物語

ある、海と山に挟まれた小さな町に、翁が住んでいた。ある日、遠くから孫とその母親が遊びに来たので、一緒に海へ行くことにした。孫はもうすぐ2歳になる。 孫と並んで歩いていたが、母親を求めて引き返してしまった。後ろ姿をたしかに見たと思ったが、孫は…

今、好きだということ

その人が生きているうちは、その人の制作したものよりも、その人の存在や生の形そのものに興味がわくし、知りたいと思う。亡くなってしまったら、仕方なく生前のそれを追い求めるようにして、制作したものを見たり聞いたりするのかもしれない。 私が好奇心を…