物語はその日のうちに

人間が人間として自然に生きることを考えています

今西錦司がめちゃめちゃ山に登っていた事実に驚く。1400以上とか。「国内で登ってない山がなくなってきた」って、一生かければそんなことが可能なんだ。継続は力だなぁ。

今西錦司がめちゃめちゃ山に登ってた話は、誰かが言ってるのを聞いたことある気がするし、初めて知った気もする。私の人生あるある。「誰かに聞いたり教えてもらったりしたこと」と「自分で知ったり学んだりしたこと」は脳が別物扱いしてるみたい。違うチャンネルでの出来事なんだろうな。「前に言ったよね?話したよね?」と怒られることも多いけど、多分治らないんだと思う。

でも人より多く感動できるんだからお得だよね。同じ話で2回以上感動できるんだから。

そもそも初めからあまり記憶をあてにしていない。学生という肩書きから解放されて、何かを正確に覚えておく必要がほとんどなくなってからは、何事も適当に作りかえて(書きかえて)インプットして、すぐに必要なさそうだったらさっさと忘れてる。未練なし。何でもよく覚えていられる人はすごいなーと思いつつ、自分には無理だとさっさと諦めた。でも「忘れた」と思っていることが実は「引き出しに放り込んだ」だけだったりして、タイミング良く刺激が与えられるとヒョイッと取り出せることもある。そういう時は お宝発見!棚ぼた! 的な喜びがあるし、大抵、他のものと引き出しの中でいい感じに混ざり合ってオリジナルになってる。

きっちり記録して記憶して仕切られた箱にしまう労力を考えたら、こっちの方が断然楽だな。