物語はその日のうちに

人間が人間として自然に生きることを考えています

サラリーマン川柳

サラリーマン川柳いいなぁ。好きだわ。毎年いい気分になれる。

何でこんなにポジティブな気持ちで満たされるのかと考えたら、彼らの謙虚さと寛容さかな。本心は分かんないけど、とりあえずみんな奥さんや子ども、上司や部下を尊重してる。人生を笑って楽しもうとしてる。「ダメダメだけど愛すべき俺たち。みんなのことも本当は愛してるんだぜ」みたいな空気感が好き。そんなあなたたちに支えられてる人はきっと周りに沢山いるでしょう。サラリーマン川柳見てると、男っていいなぁと、なんか思うんだよね。

もしこれがお母さん川柳だったら、ただの愚痴みたいに映る作品が多いんじゃないかなぁ。周りの人たちに振り回されて、私たちこんなしんどいのよ、って思いが露骨に伝わってくる気がする。それか江國香織チックな女々しくて生々しいやつか。それは川柳でやることじゃないだろみたいな。何にせよ、男性が笑ってくれたりいい気持ちになってくれるところは想像できないな。そもそも専業主婦、パート、正規職員って色々いて、自分の優位性を主張したくてウズウズしてるような人もいるから、女同士で文句言い合ったりしそう。例えば「子どもいない人もいるのに"お母さん"川柳はおかしい」とか(女性への偏見が我ながら強い)。

だったらサラリーマン川柳って名前もどうにかしなきゃいけないんだけど、そこはもうそれでいいんじゃん?そういうもんでしょ。とみんな流してるんじゃない?"サラリーマン"ってネーミングで論争が起きてるの見たことない。「俺たちフリーターの気持ちも考えろ!」とか見たことない。

結論:どう考えても女の方がめんどくさい。

あ、でも「JK川柳」とか「女子大生川柳」とかは面白そうだな。