本の話 続き
一言で言うと「一生読み尽くせない(であろう)本」だけを所有しておくのが理想だ。それ以外の、一度読めば自分なりに掴めてしまう本というのは、どんどん流動させるのが良い。
私にとっての「一生読み尽くせない本」といえば、エンデ『はてしない物語』、漱石『夢十夜』、川端康成『掌の小説』、カフカとジョイスは全部。あとブルトン『シュルレアリスム宣言』などが代表。
「一生」かどうかは分からないけど、「今はまだ読めてないからいつかまた読みたい」という本は結構あって、今の本棚にはそれが並んでいる感じ。※「読めてないけどまぁ今後も読めないままでいいや」という本は早々に手放している。
そう考えたら、まだまだ手放して良い本あるなー。さらに身軽に、気持ちよくなれそうだ。
今日は新宿西口に用があったのでブックファーストに寄り、2冊購入。昨日「本は高い」と考えたばかりで、何なら「しばらく本は買わないぞ」くらいに思っていたのに、大きい本屋に行くと「これは買わねばならん」という本に必然的に出会う。そういうのは買っていいんだろうなということで、躊躇なく買った。これでまた本棚が豊かに。
- 作者: 今福龍太
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/06/30
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- 作者: 奥野克巳,石倉敏明
- 出版社/メーカー: 以文社
- 発売日: 2018/02/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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気になるけど速攻で読めてしまいそうな本は、潔く立ち読みで読了してしまうという作戦を、今年に入ってやり始めている。今日もそれで3冊くらい読んだ。
お金が足りないから買わないというよりは、本当に価値のあるものだけを見極めて買うセンスを養う、みたいな感覚。
読書は今日も楽しい。