物語はその日のうちに

人間が人間として自然に生きることを考えています

身体のこと

健康、運動、食べ物のことなどを考えると、理想と現実の折衷案が必要になる。

理想は、野山を動き回る狩猟採集生活によって自然に出来上がる身体。現実は、舗装されまくったコンクリートジャングルに住んで、画一的に機械的に生産された食べ物を食べて、そのままだとほとんど動かないで済んでしまうから、無理やり運動して出来上がったどこかアンバランスな身体。違和感だらけ。

かといって、いきなり田舎に移住して自給自足の暮らしをするつもりもない。飛躍しすぎな気がする。

そこで今探っているのは、生活環境に関わらず、備えておくべき身体性のようなもの。柔軟で、弾力があって、代謝が良い感じの。かなりぼんやりしているけど、イメージだからそんなもん。

芯にその身体性が備わっていれば、現代の生活に合った健康な体が出来上がっていくはず。太っているとか痩せているとか、体脂肪率だとか筋肉量だとか、大事なのは多分そこじゃない。見た目はひょろっと元気がなさそうでも、適切にきちんと動ける人が時々いるので、そういうのがいいのかなと思う。

私自身は、今は芯がぶれているので、なんか外から無理やり「健康」の型にはめて、いびつに仕上げていこうとしている感じ。何をしたら疲れるとか、何をしたら元気になるとか、何時に寝たらいいかとか、何を食べたらいいかとか、全然わかってない。何なら休むタイミングも、休み方もわかってない。

ある人が言うには、私は身体の共鳴性が強いらしい。その説が正しいとすると、「これが正解です!一生これを守っていきましょう!」みたいなスタイルは私には合わない。その時の周りの環境によって、どんどん身体を変えていけばいい、くらいの適当な感じでいいのかもしれない。ぶれているのが悪いことではなくて、ぶれ続けてて良いのかもしれない。

とりあえず、アレルギー反応をなるべく起こさない身体ではいたいです。肌の炎症やくしゃみ鼻水ではなく、別の発散のさせ方を覚えたい(年中アレルギーだけど、特に冬~春にひどい)。そしてできれば、冬に寒さで死にたくなるこの寒がり体質から脱却したい。

巷の健康コラムとかにはもう騙されなくなったので、時間をかけて探っていく所存。オリジナルの健康な身体を。

2020年晩秋