物語はその日のうちに

人間が人間として自然に生きることを考えています

2022-01-01から1年間の記事一覧

物事が分かるということ(登山)

よく、エキスパートほど「全然分からない」という言い方をすると聞くし、実際、自分が頑張っていることについて考えると確かにそうだと思う。 物事の分かり方を登山に例えると、①登山口から頂上までのルートが分かるという分かり方(このまま進んで良いか否…

ハリーポッターの組み分け帽子

ハリーポッターに出てくる組み分け帽子は自分の中でとても大きな存在で、組み分け帽子を軸として延々とものを考えていられるくらいだ。理由は色々あるけど、自分が教育者として働いてきて、これからもそうあり続けるだろうというある種の宿命、使命感のよう…

子ども科学電話相談

子ども科学電話相談がずっと前から好きだけど、ツイッターなどで大人たちがそれを楽しむ態度が好きじゃない。 子どもが持つ素朴で本質的な疑問は、別に子どもだけが持てる特権的なものではなくて、大人も持っていい、というか持つべき疑問なのに、自分がそう…

次元に架かる梯子

住所、氏名、年齢、職業で規定されているような社会的自己を保持して日中過ごすことが困難になってしまう原因を探っていくと、のぼった梯子の降り方が下手だからだと分かってきた。多分、その梯子というのが次元1つ分ではなく2つ分なのだ。1つ分の梯子を降り…

強い個体、弱い個体

1人の人間を、個体として「強い」「生命力がある」という時の言葉の意味を考えている。その本質は、どんな状況に置かれても能動的に動けること、そして「今の環境に適応する」「適応できる環境に移動する」「適応できるように環境を変える」の中から自分に合…

想像力の基盤は身体感覚

想像力の基盤は身体感覚だと思う。 「想像する」とは、触覚や喜怒哀楽など自分の身体感覚をもとにして、アナロジー思考によって他者の身体感覚を再構築することではないかと最近考えるようになった。「像」という言葉が入っているからには、イメージが出来上…

2010年以降の総括

2010年、大学3年生でダブリンに留学している時に、ひどい躁状態になった。自分は全知全能の神で、世界を救うことができると本気で思いこみ、身の回りで起こるあらゆる現象に勝手に意味づけをし、天からのメッセージを受信したと本気で思いこみ、気づいたら寝…