物語はその日のうちに

人間が人間として自然に生きることを考えています

毛玉取りちゃん

今朝、愛用している電動の毛玉取りを使っていたら、手を滑らせて床に落としてしまった。あっちゃーーと思いながら拾ったら、もう動かなかった。何度スイッチをカチカチしても動かない。あっけない最期。電気製品って本当にふとした瞬間にあっけなく命を落と…

空港の本屋

昨日はジバンシィ氏が、今日はホーキング博士が亡くなった。立て続けに世界は偉大な人を失った気がする。 ホーキング博士が『ホーキング、宇宙を語る』を出版した時、「私の当初の狙いは、空港の本屋で売られるような本を書くことだった」と語ったという(ロ…

カルボナーラ

8年前、レシピを見ながらカルボナーラを作ってみたら、スパゲッティが熱すぎたせいか、卵が固まってそぼろみたいになってしまった。初めてだから失敗はつきものなのに、そこで私は「カルボナーラはお店で食べた方がおいしい」と勝手に決めこんで、自分で作る…

千日手

藤井六段が師匠に勝利したニュースで、初めて将棋に「千日手」というドラマチックな展開が存在することを知った。対局中、同じ棋譜に4回なったら千日手と認定され、対局をやり直すらしい。でも誰も気づかなかったらそのまま進んで、やり直しにはならない。千…

社会①と②

自分が「社会」だと思っているその「社会」は、おそらくとても狭い。今日は国際女性デーということで、「こういう社会じゃなくなればいいのに」とインターネットで声をあげてる女性を見かけたが、少なくとも私の周りにそんな窮屈な「社会」はないぞ、という…

銀行の待ち合いにて

毎月仕事で来ている銀行の窓口のおばさまが、今日はやたら機嫌がいい。空いてるからだろうか。それだけでこんなに機嫌ってよくなるものだろうか。イベントとしてブログに書こうと思うほど、いつもと違う。 銀行で待ってる間にパラパラめくる「オレンジページ…

芥川賞

電車で隣にいたオッサンが、もう1人のオッサンに、「芥川賞とか読んでると腹立ってくるんだよなァ!」と訴えていた。「難しくてわかんねぇ」らしい。「『吾輩は猫である』だってさ、猫がしゃべってんのに難しいんだよ!」とも言っていた。潔くていいなと思…

『動物になって生きてみた』

チャールズ・フォスターが『動物になって生きてみた』の中で序盤に書いていたことがずっと頭に残っている。「キツネと並んで草原に寝ころんで、そこに風が吹いたとして、人間である私は(あぁ清々しくて気持ちいいなぁ)とか思うけど、キツネは多分そんなこ…

カフカ

保坂和志が『試行錯誤に漂う』の中でカフカの話をしていたので、積んでいた『カフカ・セレクション〈1〉時空/認知 (ちくま文庫)』を読んでみている。これまで、誰の助けも借りずに自分の知識と感覚だけを頼りにカフカを読んでいたので、意味が分からないとい…

神保町

神保町にやっと行けた。多分8年ぶりくらい。8年前とは読んでる本が全然違うので、景色も全く違った。良い買い物ができた。グーテンベルクの銀河系―活字人間の形成作者: マーシャルマクルーハン,森常治出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1986/02/21メディア…

思考

「財布とか名刺入れとか、そのうち存在自体なくなるよな。必要なくなって。でもスマホケースみたいに以前は存在しなかった物がビックカメラでものすごい販売面積を占めたりする。仕事だって生物種だって、消えるものもあれば生まれるものもある。そういうも…

スーパースモール

自分史上最高に難しかったジグソーパズルがついに完成。これまで「難しい」と感じていた全てのパズルが「楽勝」に格下げになるくらい難しかった。「あ~私にもそんな時代がありました(ドヤ)(遠い目)」的な。達成感ハンパねぇ。 今回挑戦したのはこちら。…

滅多に降り立たない新橋(汐留)を歩いたら、風がむちゃくちゃ強くて挫けそうだった。心の中で泣きながら歩いた。泣きながらというか、鳴きながらというか。強風つれぇ。駅の周りは地図をいくら見ても方向が分かりづらいし、道路広すぎてダンジョンみたいな…

サラリーマン川柳

サラリーマン川柳いいなぁ。好きだわ。毎年いい気分になれる。何でこんなにポジティブな気持ちで満たされるのかと考えたら、彼らの謙虚さと寛容さかな。本心は分かんないけど、とりあえずみんな奥さんや子ども、上司や部下を尊重してる。人生を笑って楽しも…

サカナクションの山口氏がラジオにゲスト出演していた。そこで彼が放った一言「僕は音楽と出会えてなかったら、そこら辺のただのおじさんですから」が引っかかった。つまり「音楽と出会えた今の自分はただの人ではなく特別な人で、周りはただの人ばかり」と…

久しぶりに東西線に乗ったら、発車ベルがやたら和音数が多いというのか何というのか、中央線は2和音かせいぜい3和音くらいだと思うんだけど、東西線は6和音くらいあった。ただの発車ベルなのに(わ~きれい~)と思ってしまった。しかも駅ごとに微妙に違…

映画『リトル・ダンサー』を観た。原題がビリーエリオットなの知らなくて、え、あのビリーエリオット!?と驚く。といってもビリーエリオットに思い入れがあるわけではないし、観たことがあるわけでもない。でも忘れられない思い出がある。8年くらい前に友…

最近読んだ本の中に「環世界」というワードが出てきまくりなので、ユクスキュル動物の環境と内的世界読んでおいてよかったーと思いつつ、自分の中で「環世界」という概念が少しずつ育って変化しているのを感じる。 環世界とは、「生物(種)ごとの感覚で捉え…

何でもいいから毎日書こうと思ってたけど、さすがに発熱して寝込んでる日は無理だった。普段かかない汗を大量にかいて寝苦しかったこと、食欲だけはあって冷蔵庫の中の物を手掴みでムシャムシャ食べたこと、寝室の湿度管理が難しくて体に水滴つくんじゃない…

ついに風邪をひいた。熱はまだ出てない。風邪は自力で治すというポリシーに反すると思いながらも、大事な出勤日だったので風邪薬を飲んだ。何色かのベンザ。色は忘れたけど喉に効くやつ。 風邪薬は、レッドブルや眠眠打破みたいなのと同じで「元気の前借り」…

テレビの「頭脳王」というクイズ番組で、コンピュータ的能力が「天才」と騒がれているのを見て、みんな人間やめちゃうのかー?と思った。ほんと民放の視聴者はナメられてる。ちょうど落合陽一の新刊も読んだところだったので、色々考えた。でも今日は急遽休…

年に数回、未解決事件についての記事を読みあさる日がある。趣味というか悪習というか。ざっくり「未解決事件」と検索してサーフィン開始するので、中には解決したものもあるけど、とにかく「○○事件」と名前がついて語り継がれる刑事事件について黙々と読む…

皆既月食

皆既月食と入力しようとして「かいきげ」まで入れると、「怪奇現象」が予測変換に出てくる。まぁ皆既月食も原理を知らなきゃただの怪奇現象だよな。前回は天気が良くてくっきり見えたのを覚えている。バイトの休憩時間に空が見えるところまで慌てて出て行っ…

今西錦司がめちゃめちゃ山に登っていた事実に驚く。1400以上とか。「国内で登ってない山がなくなってきた」って、一生かければそんなことが可能なんだ。継続は力だなぁ。今西錦司がめちゃめちゃ山に登ってた話は、誰かが言ってるのを聞いたことある気がする…

宿泊研修で箱根の温泉宿に来た。部屋は狭いが、調度品は新しくてスタイリッシュ。景色が良いわけでもないけど、一応雪が積もっていて雰囲気は出てるし、時折鳥のさえずりなんかが聞こえたりして、こぢんまりくつろげる。今西錦司の『生物の世界』を持ってき…

金属の鎖の周りを水がつたって、それが凍って、見事な氷柱ができていた。シルバーとクリスタルの組み合わせはどこか迫力があって、堂々とした美しさ。魔法の剣ってこんな感じかもしれない。